製品 / 部材のコンプライアンスと宣言
コンガテックは、有害物質の制限(RoHS)に関する、2011/65/EU 指令と 2015/863/EU 改正指令、および電気電子機器の廃棄物(WEEE)に関する 2012/19/EU 指令に準拠した環境に優しい製品を開発、および製造する義務を負っています。
欧州連合の加盟国は、現地の規制に従って独自の戦略によりこれらの指令を実施しています。 このため、EUのさまざまな国で、さまざまな法律や規定があります。 中国や日本、米国などのEUに属さない国では、有害物質の使用を制限し、環境に優しい製品を製造するために、RoHSと同様の規制が確立されています。
RoHS指令 2011/65/EU は、最初 2003年2月に欧州連合によって発行され、2006年7月1日に発効しました。この最初の RoHS指令は、電子製品や機器、およびその製造プロセスで頻繁に使用される6つの危険物質の使用を制限しました。 改正指令 2015/863/EU では、4つの物質が追加されました。
その10種類の物質は以下のとおりです。
- 鉛(Pb)
- 水銀(Hg)
- カドミウム(Cd)
- 六価クロム(Cr6+)
- ポリ臭化ビフェニル(PBB)
- ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)
- フタル酸ビス(ジエチルヘキシル)(DEHP)
- フタル酸ブチルベンジル(BBP)
- フタル酸ジブチル(DBP)
- フタル酸ジイソブチル(DIBP)
上記の物質の均質材料あたりの最大許容濃度は、 0.1%(w/w)に制限されています(ただし、カドミウムは 0.01%(w/w))。 したがって、制限は製品またはコンポーネントの総重量には関係がありません。
2011/65/EU 指令、および 2015/863/EU 指令の要件は、当社の開発プロセスで実施しているだけでなく、製造委託会社においても実施されています。
RoHSは、電子機器が製造元に引き取られた後のリサイクルに関する電気電子機器廃棄物指令(WEEE) 2012/19/EU と密接に関連しています。 現在の規制に基づくと、コンガテックはWEEEに関して追加の措置を講じる必要はありません。
部材のコンプライアンス
RoHSコンプライアントの製品設計と製造
すべてのコンガテック製品は、現在有効な指令に従って設計および製造されています。 部材選定の要件は、プロジェクトの初期段階で検討され、製品寿命の間、保証されます。
コンガテックの電子機器受託製造パートナー(EMS)は、製品とその製造プロセス用に購入した部材について、コンプライアンス要件を満たすことが法的に義務付けられています。 部材の適合性の証拠を申告しなければなりません。
部材の申告は、メーカーやサプライヤから受け取った情報に基づいており、それぞれのコンポーネントについて要求しています。
部材のコンプライアンス宣言
コンガテックは、欧州連合の有効な指令に従って、部材のコンプライアンスを宣言します。 すべてのコンガテック製品は、これらの規制の対象となります。
コンガテックは、単一のコンポーネントに含まれる物質や該当する物質の量についての詳細なリストなしで適合を宣言します。 当てはまる場合は、免除項目がリストされます。 コンガテックは、 RoHS あるいは REACH のいずれについても、部材すべてについての開示はおこなっておりません。
コンガテックは、データの収集と関連する宣言の作成について、効率の観点から継続的に改善をおこなっています。 コンポーネントデータベースの導入は、将来のデータ収集効率を向上させるために現在おこなっている改善の1つです。 それと同時に、要求された宣言書すべてをPDFドキュメントとして準備しています。 コンガテックは、さまざまなお客様のツールに、コンプライアンスデータを入力したり、メンテナンスしたりすることはできません。
RoHS
RoHS コンプライアンスに関する宣言は、パーツ番号に基づいています。 また、当社製品のレビジョンアップに対してもリクエストに応じて RoHS のチェックをして宣言します。 製品が当てはまる場合には、個別の RoHS コンプライアンス宣言に、免除項目が含まれています。
REACH
REACH コンプライアンスの宣言は、パーツ番号に基づいています。 候補リストは約6か月ごとに更新され、コンガテック製品のすべての部品表のアイテムがチェックされます。 影響を受ける製品の場合、関連するお客様には45日以内に通知されます。 以前に納品されたもの(新しい候補リストが公開された日)は考慮されません。>
プロポジション65
1986年安全飲料水および有害物質施行法(Proposition 65)は、癌や先天異常を引き起こす化学物質から飲料水源を保護することを目的としたカリフォルニア州の法律です。 プロポジション65の宣言は、リクエストに応じて提供できます。
紛争鉱物
毎年、すべての関連情報が収集され、コンガテック製品に使用されうる紛争鉱物が評価されます。 結果のレポートは、妥当な量のデータが利用可能になり次第、リクエストに応じて提供します。 これは、コンガテックがお客様に提供する無料のサービスです。
<<紛争鉱物に関するポリシー>>
UL
コンガテック製品はULにリストされていません。 コンガテックは、お客様の製品がULにリストされるように、対象箇所にUL認定コンポーネントを使用しています。 例えば、コネクタです。 コンガテックはリクエストに応じて、コンガテック製品について、この情報を提供します。 この情報は製品グループに基づいており、製品のパーツ番号に固有のものではありません。
CE
すべてのコンガテック製品にはCEマークが付いています。 対応する指令では、DoC(適合宣言書)をお客様に提供することは必須ではありません。 それでも、リクエストに応じて各製品グループに対してのCE適合宣言書を提供することができます。
Letter of Volatility(揮発性に関する文書)
Letter of Volatilityは、リクエストに応じて、コンガテック製品で使用されているオンボードメモリについて提供することができます。 Letter of Volatilityは、コンガテック製品のパーツ番号に基づいて発行されます。
すべてのリクエストは、コンガテックの営業担当者に問い合わせるか、直接下記のコンプライアンスチーム宛てに英語にてメールをお送りください。 Material-Compliance@congatec.com.