congatec 社、COM Express 規格 Type 2 向けで DisplayPort の完全サポートを提供

ミュンヒェン、 エレクトロニカ、 2010年11月9日     * * *     組込み用コンピュータ・モジュールの先導的メーカーの congatec AG は、 COM Express 規格 Type 2 ピン配置のモジュールで現行の conga-BM45 および conga-BM57 に対して 3 ポートまでの  DisplayPort ビデオ・インタフェースをサポートすることを発表した。

DisplayPort は、完全にデジタルで、パケット・ベースであり、ビデオ信号や、例として複数オーディオ・チャネルなどの他のデータの伝送用として、ロイヤルティ無しのディスプレイ・インタフェースである。


長期では、 DisplayPort は、 DVI や VGA のような現存のインタフェースを置き換えるように設定されている。 HDMI はホーム・テレビ・アプリケーション向けで好評なインタフェースとして残る。通例、 HDMI のライセンス課金はそれが産業用のアプリケーション向けで育ち得るオプションになることを許さない。 DisplayPort と HDMI の両方ともオーディオ信号を伝送する。 DisplayPort は HDMI または DVI のほぼ 2 倍のデータ・バンド幅を提供するため、非常に高解像度のディスプレイでの使用に適している。


DisplayPort は最大で 4 ”レーン (差動データ・ペア)” から成り、利用可能な伝送容量から最適な使用状態にするため、必要とされるデータ・レートに一致するように自動的に設定される。 4 レーンのすべてが使用されたとき、約 17 Gbit/s の利用可能データ・バンド幅まで増される。 これは、24 ビットの色深度、60 Hz フレーム速度で 4096 × 2560 ピクセルの解像度に対しても十分である。


DisplayPort の差動データ・ラインは、15 メートルまでのケーブル長が許容される。 しかし、DisplayPort は、コンピュータ・システム内部のより短い距離をブリッジするアプリケーションで今や普遍的な LVDS インタフェースをも遂には置き換えるであろう。
” DisplayPort は特に医用およびゲーム関連マーケットで新しい機会を開拓する ”と、congatec AG の R&D マネージャー、Martin Danzer 氏は言う。 ” COM Express 規格によれば、DisplayPort のサポートは Type 6 ピン配置でのみ利用できる。 congatec 社の COM Express で Type 2 のモジュールの多くは既に、規格に違反することなく、PEG ラインを介して DisplayPort 信号を伝送する能力を備えている。 そのため、DisplayPort を今日使用してはいけないと言う理由はない ”と言う。