congatec, シングルボードコンピューターの市場導入とODMサービスの提供開始

ドイツ、デッゲンドルフ、2014年5月14日  * * *  組込コンピューターモジュールのリーディングカンパニーであるcongatec(コンガテック、社長:ゲルハルト・エディ、本社:ドイツ・デッゲンドルフ)は、長期的に年20%以上の継続的な成長を確実にするため、事業の多角化を発表しました。既存顧客へのサービス向上及び新規顧客開拓のため、SBC(シングルボードコンピューター)の市場への投入及びODMサービスの参入の戦略的な展開をします。

2013年から米調査会IHSの調査 によると、congatecは2012年よりヨーロッパにおいてコンピュータオンモジュール(Computer on Modules、以下COM)のナンバーワンプロバイダーとなりました。congatecが蓄積した組込コンピューター技術やノウハウをSBCに織り込んでおります。

congatecが工業用に培った技術を初めて適用するSBCのフォームファクタはMini-ITXボード(以下Mini-ITX)になります。プロフェッショナル(Professional)向けと工業向け(Industrial)のMini-ITX市場は非常に大きくなり、高い成長率を続けている。

SBCの製品展開と同時に、congatecは様々な顧客の要求に応えるため、ODMサービスの提供も始めます。ODMサービスには、キャリアボードの開発、冷却ソリューションの提案、フルカスタム設計、そしてシステムにとって必要な認証のための全テストの提供などが含まれます。

congatecのセールスとマーケティングを担当する副社長のベルント・ハッカー(Bernd Hacker)は、次のように述べています。「congatecにとって、ボード製品の展開とODMサービスの提供は当然の帰結と考えております。両方とも、当社の確かな技術に基づいて構築されている - 既存のノウハウが広く適用されている。これはcongatec内から見ると小さなステップですが、外から見ると大きな拡張を意味します。この拡張は、市場でのcongatecの立場を強力にし、中長期的にしかも継続的な安定成長を実現します。」

温度範囲によって、congatecのMini-ITX製品はプロフェッショナル向け (Professional ラ系)及び工業向け(Industrial系)の2種類から選ぶことが出来ます。最初のプロフェッショナル向けのMini-ITXは、AMD組込GシリーズSOCを搭載したconga-IGXとなり、特徴は高度な機能性と7年間の供給性です。

工業向けのMini-ITXは、動作温度範囲を工業用にし、24時間/7日連続稼動に対応しました。2014年下半期、提供予定です。

congatecの2種類のMini-ITX(プロフェッショナル向けと工業向け)は、最新の技術を使用することで、開発者に製品の市場への投入時間の短縮を可能にする。

congatecの最高経営責任者(CEO)ゲルハルト・エディ(Gerhard Edi)は次のように結論します。「今、我々はヨーロッパで組込コンピューターモジュール市場でのリーダーシップを達成しています。そして今、組込SBC市場へ進出する時です。Mini-ITXボードは簡単に 交換可能なため、この市場は厳しいと考えられている。しかしながら、COMの場合には規格上に互換性があるため、新しい事実ではありません。我々の成功は、我々の技術サポート、製品品質、および顧客志向の上に成り立っています。」