Congatec最初のMini-ITX

congatecでは、AMDの組込GシリーズSOCを載せた工業用Mini-ITXを市場投入

ドイツ、デッゲンドルフ、2014年5月6日  * * *  組込コンピュータモジュールのリーディングカンパニーであるコンガテックは、ボードレベルの製品になる工業用Mini-ITXボードを初めて発表します。新しい組込マザーボードもコンピュータ・オン・モジュールと同様のスタンダードとクオリティを持っています。追加として、7年以上の供給、グローバルな技術サポート、拡張マニュアル、仕様書とカスタマイズされたデザインサービスがあります。

 

conga-IGX Mini ITXボードは、次世代コンピューティングパワーとなる“Jaguar”をベースとしたプロセッサと高機能なAMD Radeon™ グラフィックスコアをコンパクトなパッケージに入れたAMD 組込 G-シリーズ SOCを載せています。

 

卓越したマルチメディア性能、優れたワット当たりの性能比、そして柔軟にタスクをCPUやGPUに振り分けられる。これらの特徴で、新しいconga-IGXボードはコスト重視の可視化や制御アプリケーションに理想的なソリューションです。

 

「組込Mini-ITXを我々のコンピュータ・オン・モジュール ファミリに新しく追加することで、ボードレベルの製品へ進出し、我々の組込コンピュータ スケーラビリティを拡大する。引き続きすぐにMini-ITXボードを追加していきます、」とコンガテックのプロダクトマネジメントのディレクタであるMartin Danzer は語っています。

 

コンガテックは、AMDの組込GシリーズSOCを載せた3つの新しいMini-ITXボードを提供。低消費9W TDPで1.0GHzデュアルコア・プロセッサGX-210HA SOC(AMD Radeon™ HD 8210Eグラフィックス内蔵);デュアルコアで18W TDP GX-217GA SOC(AMD Radeon™ HD 8280Eグラフィックス内蔵);2.0GHzクアッドコアAMD組込GX-420CA SOC(AMD Radeon™ HD 8400Eグラフィックス内蔵)。 

 

内蔵の AMD Radeon™グラフィックスは、HDCP(1080P)、MPEG-2、HDとDivX(MPEG-4)のビデオを持つブルーレイをシームレスな処理をするための汎用ビデオデコーダ4.2を備える。conga-IGXはまた高速に2Dと3Dイメージングを処理するためのDirectX® 11.1 と OpenGL 4.0そしてOpenCL 1.1をサポートします。インターフェースのオプションとしては、シングル/デュアルチャンネル 18/24ビット LVDS、 DisplayPort 1.2 と DVI/HDMI 1.4aを持ち、そして2画面独立にコントロール可能。DisplayPort 1.2は、パノラマビューとマルチストリーミングのためのATI Eyefinity マルチディスプレイ技術を可能にする。また、デイジーチェインモードでしたら1つのグラフィックポートで2つのディスプレイをコントロールできる。

新しいSOCの低消費電力はファンレス設計を可能にする。このことは、システムを静かにするだけでなく、ファンなど信頼性の低い機械構成要素をなくすことができる。待ち時間があるようなアプリケーションにおいては、洗練された電源管理は正のインパクトを与える。CPUのC6状態 “ディープパワーダウン”マルチメディアエンジンも有効に働きます。なぜなら、省エネモードからフルのコンピュータパワーへの切り替え時間がミリ秒以下のため使い易さを損なわないで消費電力を軽減できるからです。

1つのPCIe x4 のコネクタと Mini-PCI Express コネクタ、2つのギバビット・イーサ LAN、2つのSATA III、1つのmSATA (SATA III)ソケット、7つのUSB 2.0 と2つのUSB3.0、8ビットGPIO、3つのシリアルポートと1つのパラレルポート などの高いデータ帯域幅で柔軟なシステム拡張に対応可能。 DC電源供給は12V/19-24VでACPI 3.0 をサポート、そして 高精細オーディオ。