congatecの新製品Intel® Pentium®とCeleron®プロセッサ搭載COM Expressコンパクトモジュール

Deggendorf, 30. July 2015   * * *組込みコンピューターモジュール、シングルボードコンピューター(SBC)、組込み設計および製造(EDM)サービスの技術会社であるcongatec AGは、このたび当社初となる、Intel® Pentium®とCeleron®プロセッサ（コードネーム:Braswell）新搭載のCOM Expressコンパクトモジュール、conga-TCA4を発表しました。このプレミアム級の低消費電力設計により、強力なCOM Expressモジュールはわずか平均４ワットでより高いグラフィックス処理能力と全体的なパフォーマンスを実現しています。最大16グラフィックス実行ユニットで、HDディスプレイ3台または4kディスプレイ2台まで、理論上最高で毎秒358.4 ギガフロップスの処理能力で対応可能です。また、1 GHzデュアルコアから2 GHzクアッドコアまで幅広い拡張性のある一般的な処理能力を具え、COM Expressのコンパクトなフットプリントによる、ファンレスで頑丈な組込みコンピューター設計の様々なモジュールを実現しています。

congatecの新製品 COM Expressコンパクトモジュールの対象アプリケーションは、IoTゲートウェイやIoTエッジノート装置を含む、主にグラフィックス重視で低消費電力のものです。商業的分野では、潜在的なアプリケーションとしては、バスや電車内のインフォテインメントやデジタル看板、キヨスク、チケット売り場や現金取り扱いシステム等のデジタル家庭外広告などが挙げられます。産業的環境では、産業自動化や医療市場に向けの据え置き型やモバイル型のHMI及び小型軽量クライアント等が対象アプリケーションとなります。

このcongatecの多数のドキュメント、産業級ドライバの実装及び個人統合サポートと連携した新製品のコンピューターモジュールの高レベルな標準化および拡張性はユーザーにとって利便性があり、またこれよりにOEMと最新の処理技術を迅速かつ効率的に個人アプリケーションに統合することが可能となります。

Intel Gen 8グラフィックスと統合することで、以前の商品と比べ2倍ものグラフィックスパフォーマンスを誇るアプリケーションの実現が可能となりました。また、DP 1.1 x2またはHDMI 1.4b x 2、eDP 1.4を1個またはデュアルチャンネルLVDSを通して、独立した3台のディスプレイへのサポートも実現。DirectX11.1とOpenGL 4.2により、ユーザーは高品質な、最新の3D仕様と最大4k(30 Hzで3840 x 2160)の解像度を体感することができます。Intel Gen 8と統合したビデオエンジンが、ジッターフリーのH.265/HEVC圧縮ビデオの復号化をCPUの利用最低限まで抑えて実現し、リアルタイムで60 Hzの1080p H.264ビデオストリーム2つをエンコードします。また、オプションとして、MIPIカメラインターフェースが2つ搭載されているため、この新しいモジュールによって革新的でインタラクティブな歩行者認識やジェスチャ制御のアプリケーションをより簡単に作れるようになり、これによってCSI2カメラセンサーと直接接続することができます。

このcongatecのコンピューターモジュール新製品は、COM Expressタイプ6ピン配列をサポートしており、5x PCI Express Gen 2.0 Lanes、1x Gigabit Ethernet、2x SATA 3.0、4x USB 3.0、8x USB 2.0、LPC やI²C 、UART及び HDオーディオがフィーチャーセットにまとめられています。オペレーティングシステムは、Microsoft Windows 10を含む、Microsoft Windowsのバリアントや主要なLinuxディストリビューション全てにおいてサポート対応しています。

また、ヒートシンク、キャリアボードやスターターキットに加えADD2カードや SMARTバッテリーマネージメントモジュール等、デザインインを単純化するためのオプションも幅広く取り揃えております。

下記のCPUバージョンをご用意しております: