Deggendorf, Germany, 14 March 2019 * * *標準化およびカスタマイズされた組み込みコンピューターボードおよびモジュールの大手ベンダーであるcongatecは、新しいNXP i.MX 8 QuadMaxプロセッサーファミリー向けのSMARC 2.0スターターキットを提供します。このキットには、新しいNXP i.MX 8プロセッサー世代の迅速な評価のために開発者が必要なすべてが提供されています。特にビジョンベースのAIアプリケーションの開発者は、ネイティブでサポートされている統合MIPIインターフェイスと人工知能用に事前設定されたオプションのソフトウェアサポートの恩恵を受けることができます。
「高度に統合されたIIoT、産業用および組み込みビジョンアプリケーションの開発者は、最小限のスペース要件を持つクレジットカードサイズの既製モジュールをすぐにアプリケーションに組み込むことができる新しいNXP i.MX 8 ベースの SMARC 2.0モジュールを使用することで、迅速かつ簡単に次の技術レベルに到達することができます。このスターターキットは、当社の包括的なi.MX 8エコシステムの製品とサービスを大きく補完するものです。最新のプロセッサーアーキテクチャの迅速な評価が可能になることで、リアルタイムな産業分野およびビジョンベースのAIセクターで多くの新しいアプリケーション分野が生まれることでしょう。スターターキットに含まれる当社の技術ソリューションセンターの包括的なデザイン・イン・サービスのおかげで、SMARC 2.0ベースのi.MX 8アプリケーションの開発を始めるのはとても簡単です」とcongatecの製品管理ディレクターの製品管理ディレクターのマーティン・ダンザー(Martin Danzer)は説明しています。。
NXP i.MX 8Xプロセッサーを搭載した新しいSMARC 2.0およびQsevenモジュール向け技術ソリューションセンターは、HAB(High Assurance Booting)というセキュアブート機能の実装、ブートローダー、OSイメージの認証、暗号手法、顧客固有のBSP対応、LinuxとAndroidのための長期ソフトウェアメンテナンスといった幅広いサービスを提供しています。この提供には、適切なキャリアボードコンポーネントの選択、設計の見直し、高速信号コンプライアンステスト、熱シミュレーション、MTBF計算、顧客固有のソリューションのためのデバッグサービスも含まれています。目標は要件定義工学から大量生産まで、お客様に最もアクセスしやすく、効率的な技術サポートを常に提供することです。
クイックスターターキット機能の詳細
新しいcongatec SMARC 2.0クイックスターターキットは、conga-SMX8コンピューターモジュールと低消費電力NXP i.MX 8XまたはハイエンドNXP i.MX 8(QuadMax)シリーズおよびconga-SEVAL評価用キャリアボードを統合し、SMARC 2.0ベースのNXP i.MX 8デザインのすべてのインターフェイスと機能へのアクセスを提供します。評価用キャリアは、一般的な拡張用の4x PCIe x1、1x mini PCIe、2x USB 3.0、4x USB 2.0を含む、総合的なインターフェイスセットをサポートしています。ギガビットイーサネット用の2x RJ45の隣には、4x COM、1x CANバス、12 GPIOも利用できます。ディスプレイはデュアルチャネルLVDS、eDP、DP、2x MIPI-DSIで接続でき、さらにSD/MMCソケットおよび1x SATA 6Gを介して追加のストレージメディアにも接続できます。I2SおよびHDA用のデジタルとアナログ音声I/Oはすべてのインターフェイスを提供します。
このクイックスターターキットには、ATX電源、conga-ACA2 MIPI CSI-2デュアルカメラモジュール、WLANアンテナ、LVDSアダプター、SATA、USBケーブル、モジュール用冷却ソリューションも含まれています。ソフトウェアについては、Linux、Yocto、Android用の認定ブートローダーパッケージとボードサポートパッケージがcongatec Gitサーバーを介して入手できます。
i.MX 8用のcongatec SMARC 2.0クイックスターターキットの詳細情報はhttps://www.congatec.com/jp/products/accessories/conga-skitarm-imx8.html を参照ください。