台湾・台北・2013年 10月8日* * * *組込みコンピュータモジュールのリーディングメーカー・コンガテックAGは、 conga-TCA3 COM Express モジュールを発表した。プロセッサは、新しいIntel® Atom™ E3800 ファミリー及びIntel® Celeron® N2920(前コードネーム “Bay Trail”)に基づき七種類からの選択となる。
このCOM Express Type 6 コンパクト(95 x 95 mm)モジュールは、このフォームファクターとしては説得力ある最小構成価格であり、Intel® Celeron N2920 1.6 GHz クアッドコアは、シナリオ設計電力(SDP)がわずかに4.5ワット(SDPは実際の平均消費電力についての情報を示す)。先代と較べて、複数コアで共有するL2キャッシュ空間の拡大、Intel HDグラフィックスの高速化により、新しいビジュアル体験を実現した。
このモジュールは、以前に較べて応用が楽になったIntel® Advanced Encryption Standard New Instructions(Intel® AES-NI)をサポートしている。それによって、開発者にとっては、計算集約的なパッケージング及びよく知られた暗号アルゴリズムAES(Advanced Encryption Standard)の暗号化ルーチンの負担が軽減されるので、CPUコアに大きな負担をかけることなく高性能を発揮できるようになった。
conga-TCA3 COM Expressは、最大8GBの高速なDDR3Lメモリーと2つのSO-DIMMソケットを搭載したモジュール。内蔵グラフィクスは以前のモデルよりもずっとパワフルで、DirectX 11.1、OpenGL 3、OpenCL 1.2、及び複数の高解像度フル HD ビデオを並列復号させるための高性能で柔軟なハードウェア・デコーディングをサポートしている。
また最大2,560×1,600ピクセルのDisplayPortと最大1,920×1,200ピクセルのHDMIポートをネイティブにサポートし、2×24bitのLVDSを介して2台の独立したディスプレイと接続できる。
ネイティブにサポートされたUSB 3.0が、データの低電力・高速送信を可能としており、合計八つのUSB 2.0ポートのうち、一つが USB 3.0 Superspeedをサポートしている。
PCI Express 2.0 を5レーン、3 Gb/s までの2ポートのSATAが、高速で柔軟なシステム拡張性をもたらしている。このほか、ソフトウェアの互換性を上げるIntel® Ethernet Controller I210搭載。アクティブコントロールファン、レガシー I/Oインタフェースを容易に統合できるようにするためのACPI 5.0、I2C バス、LPCバスを備え、サウンドシステムはIntel® High Definition Audio を採用している。